PNGtreeから著作権侵害通知書メールが届いたら、どうする?

PNGtreeから著作権侵害通知書メールが届いたら、どうする?

私が運営しているサービスサイトのメール宛てに、イラストなどの画像素材サイト「PNGtree」から突然著作権侵害通知書が届きました。

内容がこちら。

  • 当社の通常監視プロセスにより著作権侵害の可能性が確認された
  • PNGtreeの許諾を得ることなく、当社の著作権保護画像を公式ウェブサイト上で使用していることが判明
  • 侵害が疑われるURL、PNGtreeの元画像リンク、および証拠となるスクリーンショット等、すべての関連資料を収集・記録済み
  • 侵害しているというWebサイトのURL
  • 当社著作物のリンク
  • PNGtree画像の商用利用には、有効なエンタープライズライセンスまたは事前許可が必要

そして、以下に続きます。

「PNGTREE Enterprise Pro Plan」をご購入いただくことで、PNGtree素材の商用利用に関する正式な使用許諾を取得いただけます。ライセンス有効化後は、過去に使用された素材も当該契約の範囲に含まれ、本件は誠実な協議のもと解決済みとして取り扱われます。

7日以内に対応方法や解決方針について返信しなければ、損害賠償請求を含む一切の法的措置を含め、当社が有するすべての権利を行使する場合があります。

要約すると、こんな感じです。

うちのフリー素材を使って商用利用(私の場合、事業説明資料のPDFを作成)したのは著作権侵害の疑いがある。資料のスクリーンショットなどもあるから、今削除しても記録はこちらにある。商用利用なら法人プランを契約してください。

法人プランを契約するならこの問題は終わります。

このメール、届いたときは心臓がバクバクしてすごく怖かったです。

でも、冷静になるとツッコミどころ満載なことに気づきました。

今回、この著作権侵害メールに対して私がとった対応と結末を記事にまとめました。

また、本記事はPNGtreeの信頼性を損なう意図はなく、事実関係を列挙していきます。

筆者イラスト
この記事を書いた人
SUDO

在宅で仕事をする個人事業主。PCだけで好きな場所で仕事ができるよう奮闘中。
学校にいかな子どもと一緒に暮らす日々や仕事について気ままに発信。
好物はサツマイモ。

私はPNGtreeを一切使っていない

私は資料作成にCanvaを使用しており、イラストを外部サイトで探すのも面倒なのでCanva内の素材から選んでいました。

特にイラストなど使用制限のない有料版のCanvaPro利用者なら分かると思うですが、外部サイトで画像を探して挿入するのってすごく面倒なんですよね。

だから、そもそもPNGtreeというフリー素材サイト自体を知りませんでした。

自動ボットでPDFを発見した?

今回、私の作成したPDFが発見された経緯として、PNGtreeが「ボット(クローラー)」と呼ばれる自動巡回システムを使って、世界中のWebサイトを巡回している可能性が推測されました。

なぜなら、問題となったPDFはすでにWebサイト上からは非公開にしていたからです。

通常、人間がWebサイトを閲覧するだけではこのPDFにたどり着くことはできません。

しかし、サーバー上にはファイルデータとして残っていたため、自動ボットがサイト内をくまなくチェックした際に発見されたのだと考えられます。

しかしサーバー上にはデータとして残っていたため、ボットがくまなくサイトをチェックし、PDFを発見したと推測されます。

イラストクリエーターが両方に提供していた

調査したところ、問題になっているイラストを作成したクリエーターが「CanvaとPNGtree両方に同じイラストを提供していた」ことが判明!

つまり、問題になっているイラストはCanvaとPNGtreeのどちらからでも入手できました。
(クリエーターの方が両方で使えるようにしていることに問題はない)

そうなると、「PNGtreeではなく、Canva経由で入手したイラストである」と証明できるかがポイントとなりそうです。

それにしても、PNGtreeは、自社からインストールした素材を使っているという確たる証拠がない状態で「損害賠償請求を含む一切の法的措置を含め、当社が有するすべての権利を行使する場合がある」と、メールに書いていたことになります。

メールを見て、正直とても怖かったです。

対応方法

まずはAIに状況を伝え、どう対応するかを確認。

すると、Geminiは弱気すぎた!笑
「資料をすぐに削除して謝罪し、相手の様子を見ましょう」という、弱気な提案。

私自身、Canvaで資料を作成しただけなので謝罪をすることに対して疑問を感じました。
そこで仕事でも使うClaudeで同様に質問。

すると頼もしい回答が。

  • Canva経由で、商用利用可能な素材を資料の一部として利用したのであれば問題がない可能性が大きい
  • PNGtreeに対して謝罪するのは、非を認めたと捉えられる可能性がある
  • Canva側に、Canvaにも同様のイラストがあり、商用利用可能だと証明してもらう

そこですぐに私はCanvaのサポートセンターに連絡。
すると、以下の2つを教えてもらえれば調査できると回答がありました。

  1. 報告された画像を使用したデザインへのリンク
  2. 報告された画像のメディアID

Canvaは対応が早い!頼もしい!

Canvaから求められた情報を伝えると、1日も経たないうちにPNGtree側に提出できる証明書を作成してくれました!

今回対応してくださった、CanvaのMJさんには感謝しきれません。

証明書の内容は以下のような内容でした。

  • Canva Pty Ltd.が発行した「Certification of Source of Content(コンテンツの取得元証明書)」である
  • Canvaは、対象となるコンテンツがCanvaユーザーによってCanvaから取得されたものである
  • Canvaは、そのコンテンツについて、Canva自身が著作権を保有している、またはユーザーにライセンスする権利を有している
  • Canva上のContent IDも証明書に記載
  • 対象コンテンツが使用されたデザインについて、2025年3月1日に公開されたデザインである

つまり、対象イラストはCanva自身が著作権を保有している、またはユーザーにライセンスする権利があるという証明です。

私が対象イラストを使って資料を公開した日付も記載されていました。

PNGtree側にはこの資料を添付し、「現時点において、貴社が主張されるPngtreeの著作権保護画像を、貴社の許諾なく無断使用したという事実は確認できておりません。」という旨のメールを送りました。

対応は冷静に

今回は、Canvaの素材がPNGtreeでも利用できたことが原因でした。

ゆえに、Canva経由で利用したことを証明する必要がありました。

こういった著作権侵害メールは増えているようで、似たような事例がネット上でも報告されています。

「無視する」という方法もありますが、私の場合は、イラストを使用したPDFのURLと、PNGtree側のイラストURLも明記されていたこともあり、ちゃんと返事することを決めました。

海外の企業から著作権侵害のメールが届くとかなり焦りますが、ちゃんと事実関係を調べ、冷静に対応する必要があります。

メール返信後

PNGtreeにメール返信して3日経過しましたが、特に返事はありません。
もし今後何らかの動きがあれば、追記していきます。

筆者イラスト
この記事を書いた人
SUDO

在宅で仕事をする個人事業主。PCだけで好きな場所で仕事ができるよう奮闘中。
学校にいかな子どもと一緒に暮らす日々や仕事について気ままに発信。
好物はサツマイモ。